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[学校保健体育-A-03] 大学体育授業において身体運動をつくり出すプラグマティック的思考への一考察(教,バ)
2023年5月にG7富山・金沢教育大臣会合が開催され、コロナ渦を経ての今後の教育のあり方に、全ての子どもたちの可能性を引き出す教育の実現、課題解決に成長を出す人材育成などが採択された。この経緯を含め、大学での教員養成課程を担う側の研鑽研究を深める。本研究では、大学授業でのダンス授業が、主体的で対話的な深い学びとして身体運動を創り出すプラグマティック的授業であったのかを、2022年を対象に具現化して検証する。授業では、振り返りや自己評価、認知プログラムに書くことを大切に、インフォームドコンセントを得てアンケート調査を実施した。方法は、記述の言葉を抽出してアルゴリズム化、プラグマティック的思考として重視した。結果、授業の学習における自己評価は高く満足度が示された。とりわけ、知識・技術には86.7%、思考力・判断力・表現力には86.7%、学びに向かう力には100%の自己評価を得た。振り返りでの記述された言葉の頻度は、「動き」が21.1%、「仲間と協力」が29.0%、「楽しい」が66.7%であった。実践を通して何を学んだかには「動き」を意識したこと、どのように参加したかは「仲間と協力」したこと、主観的評価にどうであったかは「楽しい」活動であったことが示された。毎時の感想での結びの記述は、前半では「難しかった、学習した」、中間では「理解した、挑戦した」、後半では「表現した、できた」であり、学習過程が推測される。以上、対象者が授業の過程から実践を重ねながらの実践したことを考察する。ダンス教育にて、総合的に「する、見る、支える、つくる」のアクティビティが、主体的で仲間との協働によって対話的な学びとなり、必然的に楽しく達成感を得ることに繋がったと思われる。授業での楽しい経験は、未来の教師が「子どもが楽しい授業づくり」への探求心を深めていくものと期待いたしたい。