11:25 〜 11:39
[学校保健体育-B-13] 高等専門学校におけるゴールボールを取り入れた体育授業プログラムの検討(ア)
新たな身体知への気づきと障害観の変化
本研究では、高専の2・3年生を対象に、ゴールボールを取り入れた体育授業プログラムを考案し実施した。プログラムは、90分の実技3コマと30分の講義で構成した。アンケート調査により、本プログラムが学習者の新たな身体知へ気づき、運動技能感、障害観に及ぼす効果を明らかにすることを目的とした。また、本プログラムの有効性について検討するとともに、新たな身体知への気づきに焦点を当てた今後のプログラム開発の留意点についても検討した。
調査は各授業前後にWebアンケート調査を行った。対象は、高専に在籍する17—18歳の生徒248名(男子157名,女子91名)である。アンケートに全て回答した 125名(回答率50.4%)のデータを分析した。
本研究の結果、考案したプログラムを実践することで運動技能感の向上が見られ、新たな身体知への気づきを得られることが明らかとなった。また、障害観の肯定的な変化は、実技の前後では確認できず、障害についての知識を学ぶ機会や考える機会により生じることが明らかとなった。なお、立案した授業プログラムについて検討した結果、概ね単元目標を達成しており妥当であったといえる。さらには、今後に向けたプログラムの構成,課題設定,障害理解との関連付けに関する改善点を見つけることができ、新たな身体知に気づくことをねらいにした授業プログラムを開発する際の注意点も示すことができた。
調査は各授業前後にWebアンケート調査を行った。対象は、高専に在籍する17—18歳の生徒248名(男子157名,女子91名)である。アンケートに全て回答した 125名(回答率50.4%)のデータを分析した。
本研究の結果、考案したプログラムを実践することで運動技能感の向上が見られ、新たな身体知への気づきを得られることが明らかとなった。また、障害観の肯定的な変化は、実技の前後では確認できず、障害についての知識を学ぶ機会や考える機会により生じることが明らかとなった。なお、立案した授業プログラムについて検討した結果、概ね単元目標を達成しており妥当であったといえる。さらには、今後に向けたプログラムの構成,課題設定,障害理解との関連付けに関する改善点を見つけることができ、新たな身体知に気づくことをねらいにした授業プログラムを開発する際の注意点も示すことができた。