[スポーツ文化-SB-1] LGBTQ+の活動から見る多様性の実践とは
<演者略歴>
1981年東京都生まれ。フェンシング元女子日本代表。
NP法人東京レインボープライド共同代表理事を務めながら、全国各地でLGBTQに関する啓発活動を行う。2021年よりJOC並びに日本フェンシング協会の理事も兼務。著書に「元女子高生、パパになる」(文藝春秋)など。
1981年東京都生まれ。フェンシング元女子日本代表。
NP法人東京レインボープライド共同代表理事を務めながら、全国各地でLGBTQに関する啓発活動を行う。2021年よりJOC並びに日本フェンシング協会の理事も兼務。著書に「元女子高生、パパになる」(文藝春秋)など。
「多様性が大事」と言葉で言うのは簡単であるが、多様な人々の多様な意見は多様すぎてまとまらない。また「マイノリティの意見を大切に」と言いながら多数決で決めるわけにもいかず、多様性社会推進における意思決定は非常に困難である。そのような中で、性的少数者の権利獲得のための人権啓発イベントであり、多様性の祭典である「東京レインボープライド」はこの10年で急成長を遂げた。新宿二丁目のLGBTQ+タウンでお店お営むママや全国各地のLGBTQ+当事者から、一部上場企業、各国大使館や国会議員などを幅広く巻き込み、2012年に5000人だった参加者は2023年には24万人を超えアジア最大級となり、LGBTQ+の認知拡大に大きく貢献している。本シンポジウムでは、多様な立場や意見を取り入れながらひとつのイベントに集約する過程において、どのような課題と向き合い実践してきたかを紹介する。また、NPO法人東京レインボープライドがコンソーシアムメンバーを務める「プライドハウス東京」プロジェクトにも触れることで、LGBTQ+とスポーツが直面する課題を共有し、社会×スポーツ×多様性の議論を深めたい。