日本体育・スポーツ・健康学会第73回大会

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スポーツ文化研究部会 » 【課題C】多様なスポーツ文化の保存・流通・促進をいかに刷新していくか

スポーツ文化研究部会【課題C】テーマ別シンポジウム/スポーツ文化の浸透戦略(3)―関わりの拡張に向けて―

2023年8月31日(木) 14:40 〜 16:40 RY303 (良心館3階RY303番教室)

コーディネーター:深澤 浩洋(筑波大学)、朝倉 雅史(筑波大学)

[スポーツ文化-SC-2] 子どもの身体文化への参加をいかに促すか

朝飛道場の取り組み

*朝飛 大1 (1. 朝飛道場)

<演者略歴>
朝飛道場館長、慶應義塾大学柔道部師範。選手としては1983年の正力杯全日本学生柔道体重別選手権大会(86kg級)や1985年のユニバーシアード神戸大会団体戦で優勝し、指導者としては1986年に朝飛道場の三代目館長を引き継ぎ現在に至る。
朝飛道場は、幼児~小学生~中学生の各カテゴリーを合わせて200名ほどの入門者を抱えている。館長自身が最も柔道を楽しみ、文武両道の精神で社会に貢献できる人、世界に通用する選手、そして柔道に恩返しできる指導者を育てることをモットーに日々稽古をしている。
 本シンポジウムでは、次のような点に関して本道場の取り組みを紹介する予定である。本道場の運営において心がけているのはどのようなことか。その方針の下で具体的に子どもたちにどのようなことを実践したり、言葉がけを行っていたりするのか。そうした日々の稽古を通して、彼らが道場にどういった楽しみを見出し、何を求めているのか。柔道以外に楽しみを見出している可能性があるのか。子どもたち同士や指導者との関係はどのようなものか。また、入門を勧めた保護者らがどのようなことを我が子に期待し、彼らの様子から保護者がどのようなことを感じられ、満足されているのか。このような点から本道場で入門者が増えている理由の一端をご紹介できれば幸いである。