[競技スポーツ-SB-3] ジュニア(育成年代)競技スポーツのコーチ養成
キャリアパスの視点から
<演者略歴>
学習院大学スポーツ・健康科学センター准教授.筑波大学と鹿屋体育大学による3年制博士課程「大学体育スポーツ高度化共同専攻」に在籍中.日本バスケットボール協会において,指導者養成委員会ワーキンググループに所属し,コーチデベロッパーとしても活動している.
学習院大学スポーツ・健康科学センター准教授.筑波大学と鹿屋体育大学による3年制博士課程「大学体育スポーツ高度化共同専攻」に在籍中.日本バスケットボール協会において,指導者養成委員会ワーキンググループに所属し,コーチデベロッパーとしても活動している.
バスケットボール女子日本リーグ(通称WJBL)には現在200名程度の選手が所属している.この選手たちは高校卒業後,大学に進学するか,WJBLに入団するかの進路を選択する.7〜8年前までは高校卒業後にすぐWJBLに進む選手の方が圧倒的に多かったものの,2年前には大学卒業後にWJBLに入団した選手が半数を超え,進路選択の幅が広がってきている.
また,引退後のセカンドキャリアについても,大学院に通い直す選手やコーチを志す選手,学生時代にできなかった留学経験をする選手など,辿る径路が多様化してきている.さらには,現役中に起業する選手や,選手とコーチのどちらも行うといったデュアルキャリアを歩む選手も現れ始めている.こうしたことから,女子バスケットボール界では,「自分らしい生き方を実現していく過程」であるキャリア発達への注目度が高まっている.
本報告では,女子バスケットボール選手が実際に辿ってきた進路・キャリア選択過程について,いくつかの事例を示しながら,選手のキャリア発達をサポートするために,ジュニア(育成年代)選手のコーチには何が必要であるのかを議論したい.
また,引退後のセカンドキャリアについても,大学院に通い直す選手やコーチを志す選手,学生時代にできなかった留学経験をする選手など,辿る径路が多様化してきている.さらには,現役中に起業する選手や,選手とコーチのどちらも行うといったデュアルキャリアを歩む選手も現れ始めている.こうしたことから,女子バスケットボール界では,「自分らしい生き方を実現していく過程」であるキャリア発達への注目度が高まっている.
本報告では,女子バスケットボール選手が実際に辿ってきた進路・キャリア選択過程について,いくつかの事例を示しながら,選手のキャリア発達をサポートするために,ジュニア(育成年代)選手のコーチには何が必要であるのかを議論したい.