[DP-33] 広汎型重度慢性歯周炎患者に包括的歯周治療を行った一症例
Comprehensive periodontal treatment for generalized several periodontitis patient
研修コード：2504
キーワード：慢性歯周炎、歯周組織再生療法、咬合性外傷
【はじめに】広汎型重度慢性歯周炎患者に対し，全顎的な歯周基本治療，歯周外科治療，口腔機能回復治療，及びSPTを行い良好な結果が得られたので報告する。
【初診】48歳 男性 初診日：2007年7月18日 主訴：11の自然脱落。上下左右臼歯部の咬合痛。全身疾患はなし。
【診査・検査所見】全顎的に歯肉の炎症，腫脹，4mm以上の深い歯周ポケットを認め，X線所見では重度垂直性骨欠損を認めた。
【診断】広汎型重度慢性歯周炎
【治療方針】出来る限りの歯，歯髄の保存。固定性の補綴。
【治療計画】1. 歯周基本治療 2. 再評価 3. 歯周外科治療
4. 再評価 5. 口腔機能回復治療 6. 再評価 7. SPT
【治療経過】1. 歯周基本治療（口腔清掃指導，S.C，SRP，感染根管治療，保存不可能歯の抜歯，暫間被覆冠 2. 再評価 3. 歯周外科治療 12.13.14.15.23.24.25.33.34.35.43.44.45歯周組織再生療法（EMD応用＋自家骨移植術），11.12.21.22欠損部位 結合組織移植術，33.34.35.43.44.45歯肉弁根尖側移動術 4. 再評価 5. 口腔機能回復治療 17.16.15.14，13.12.11.21.22.23，24.25.26.27，47.46.45.44，43.42.41.31.32.33.34.35ブリッジ 6. 再評価 7. SPT
【考察・結論】本症例は，炎症のコントロール，咬合再構成により，SPT開始後5.5年経過しているが良好な状態を維持できている。今後もプラークコントロールの徹底と咬合に十分留意し，長期的な安定を維持していきたいと考えている。
【初診】48歳 男性 初診日：2007年7月18日 主訴：11の自然脱落。上下左右臼歯部の咬合痛。全身疾患はなし。
【診査・検査所見】全顎的に歯肉の炎症，腫脹，4mm以上の深い歯周ポケットを認め，X線所見では重度垂直性骨欠損を認めた。
【診断】広汎型重度慢性歯周炎
【治療方針】出来る限りの歯，歯髄の保存。固定性の補綴。
【治療計画】1. 歯周基本治療 2. 再評価 3. 歯周外科治療
4. 再評価 5. 口腔機能回復治療 6. 再評価 7. SPT
【治療経過】1. 歯周基本治療（口腔清掃指導，S.C，SRP，感染根管治療，保存不可能歯の抜歯，暫間被覆冠 2. 再評価 3. 歯周外科治療 12.13.14.15.23.24.25.33.34.35.43.44.45歯周組織再生療法（EMD応用＋自家骨移植術），11.12.21.22欠損部位 結合組織移植術，33.34.35.43.44.45歯肉弁根尖側移動術 4. 再評価 5. 口腔機能回復治療 17.16.15.14，13.12.11.21.22.23，24.25.26.27，47.46.45.44，43.42.41.31.32.33.34.35ブリッジ 6. 再評価 7. SPT
【考察・結論】本症例は，炎症のコントロール，咬合再構成により，SPT開始後5.5年経過しているが良好な状態を維持できている。今後もプラークコントロールの徹底と咬合に十分留意し，長期的な安定を維持していきたいと考えている。