日本デザイン学会 第69回研究発表大会

講演情報

口頭

[5C] デザイン論、材料計画

2022年6月26日(日) 09:00 〜 10:20 口頭発表 第5会場

座長:久保 光徳(千葉大学)

09:00 〜 09:20

[5C-01] 伝統的工芸品「博多人形」の盛衰と今後についての一考察

*井上 友子1、青木 幹太1、佐藤 慈1、星野 浩司1、伊藤 晃生1 (1. 九州産業大学)

キーワード:Hakata Dolls, artworks, contemporary arts

1600年、黒田長政が集めた職人が作った素焼き人形を原点に持つと言われる博多人形は、1920年代から美術工芸品として高い評価を得、1980年代〜1990年代には生産数・生産金額を飛躍的に伸ばした。
しかし、現在では生活スタイルの欧米化により家庭から床の間が消え、博多人形の伝統的存在価値は著しく低下した。そして昨今、中堅〜若手人形師たちはアート作品の作家として生き残る道を模索し、表現の幅を広げ始めている。