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[8C-03] 「遊びのデザイン」の教育実践と考察
キーワード:Design Education, Design Process, Prototyping
本研究では、2019年から2021年にかけて、大学でデザインを学ぶ3年生を対象に「遊びのデザイン」の教育実践を行った。受講生は「遊びのデザイン」というテーマに沿って、グループワークを行う。「遊びのデザイン」のプロセスは、人間中心デザインのプロセスに基づいており、受講生は「遊びのデザイン」を通じて、デザインプロセスについて学習することができたと考える。また本研究で実践した授業では、デザインプロセスの中でも特に『観察』のフェーズに着目し、「遊びとは何か」や「面白さとは何か」について、グループ内で議論することで、様々な視点から『遊び』そのものを観察できるように設計した。これにより受講生は、デザインにおける課題発見や課題定義の重要性について、気づきを得ることができるのではないだろうか。