第15回全日本民医連看護介護活動研究交流集会

【運営委員長挨拶】第15回 全日本民医連 看護介護活動研究交流集会 開催にあたって

挑む!!いのちとくらしの護り手として

~憲法を守り綱領を実践する看護・介護~
運営委員長: 植本 みゆき(岡山・総合病院岡山協立病院)

看介研のポスター

全国の民医連で働く看護・介護職員のみなさん、日々のご奮闘に心より敬意を表します。
第15回全日本民医連看護介護活動研究交流集会は、2020年12月に開催予定でしたがコロナ禍の影響で2022年10月開催となります。
 2019年12月新型コロナウイルスが全世界へ感染拡大し、国内では2020年1月16日初めての感染者報告がありました。2月に行われた第44期全日本民医連定期総会開催直後には全日本民医連新型コロナウイルス感染対策本部が設置され、私たちの日常は大きく変わってきました。
 そして今、コロナ禍の影響で人々の生活困窮が広く深刻になり、新自由主義の影響が加速し人と人のつながりにも影響を及ぼしています。自殺者数が増加、とりわけ20代以下、学生の増加が目立ちます。妊産婦の死亡原因の1位は自殺です。感染症に対する恐怖、社会的孤立、失職と貧困、行政による支援の不足などを背景に経済格差・健康格差は急速に拡大しています。
 その中で私たちは、エッセンシャルワーカーとして新型コロナウイルスから自分自身をまもりながら、患者・利用者とその家族、地域住民のいのちと健康を護るために奮闘し、全国各地で「医療・介護活動の2つの柱」を実践してきました。
 第15回看護介護活動交流集会のメインテーマは、「挑もう!!いのちとくらしの護り手として~憲法を守り綱領を実践する看護・介護~」としました。このテーマの背景は、いのちを尊重する根底である「憲法を守る」ことが最重要課題であること。また、健康の前提条件である平和と、いのち・くらし・人権を守るには、私たちがそれを阻害する要因に向かうことを自らの課題としなければならないからです。しかし一方で、私たちは日常の目の前の業務に追われ、こうした課題に正面から向き合えているのだろうか、その思いを「挑もう!!いのちとくらしの護り手として」いう言葉に託しました。「いのちとくらし」はコロナ禍を経て益々重みを増しています。
また、「民医連のめざす看護の基本となるもの」「民医連の介護・福祉の理念」では、実践の根幹に憲法と綱領をすえ、すべての人々が人間らしく尊厳をもって生きていくことを援助し、そのための無差別・平等の医療・介護を提供することを「憲法を守り綱領を実践する看護・介護」という言葉として表現しています。
私たち民医連の看護・介護職員には患者・利用者・家族、そして地域の人々の苦難に寄り添い、支援し続ける協働の力があります。その土台となる憲法と綱領に確信をもち、平和と個人の尊厳が大切にされる2020年代を築く大きな力となる集会にしましょう。
民医連らしい看護・介護の豊かな経験を共有し学びを深めましょう!WEB開催となり京都会場での熱気を共有できないことは残念ですが、WEBだからこそ多くの皆さんにご参加頂けると思います。苦しみや悩み、喜びや達成感が詰まった沢山の演題応募をお待ちしています。