The 28th Kinki Association for Clinical Engineers

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一般演題

一般演題6
血液浄化③・呼吸療法

Sun. Oct 9, 2022 2:40 PM - 3:40 PM 第3会場 (Zoom)

座長:梅本 芳弘(済生会滋賀県病院)、吉田 新(淡海医療センター)

[06-03] レオカーナの使用経験

*石田 龍太1、篠原 智誉1、今井 美穂1、山村 純基1、黒田 泰秀1、下川 美咲1、渡辺 雄祐1、北森 正也1、浦野 晴香1 (1. 三菱京都病院)

【目的】レオカーナは、潰瘍を伴う重症下肢虚血に対する治療として2021年8月に販売開始となった吸着型血液浄化器である。今回対象患者に対しレオカーナを用いてLDLアフェレーシス療法を実施する機会があり、治療による血流改善効果を評価したため報告する。
【症例】77歳男性。2016年に糖尿病性腎症で透析導入。2020年から両下肢の閉塞性動脈硬化症に対し、LDLアフェレーシスと末梢血管形成術(以下EVT)を繰り返し行っている。2022年1月、右足第1趾に巻き爪による潰瘍形成あり、右膝下領域3枝の慢性完全閉塞に対しEVT治療を実施。 その後レオカーナ治療を開始した。途中、転倒により右大腿骨頸部骨折をきたし安静が必要となったため、1クール24回実施予定のところ計7回の実施で治療終了となった。
【方法】治療時間2時間、開始時の血流量は30~50mL/min、最大120mL/minを上限とし施行。下肢の皮膚灌流圧測定(以下SPP)やポケットLDFを用いた血流量などの測定を行い、治療前後の値を計測した。
【結果】治療後のSPP値は治療前と比較し平均32.8%の上昇を示した。ポケットLDFにおいては血流量、脈動幅が治療開始後より上昇傾向を示した。また、治療ターゲットである潰瘍は径の縮小がみられた。
【考察】レオカーナ治療による血液レオロジー改善効果により、末梢血液循環が改善し潰瘍の治癒に寄与したと考えられる。
【結語】レオカーナ治療により末梢の血流改善効果があることが示唆された。