09:25 〜 09:45
[A6-2] 多孔質からの排水過程における非湿潤相飽和率のモデル化
司会:菅井裕一(九州大学)
キーワード:CCS, 多孔質, 二相流
現在,地球温暖化問題の原因とされる二酸化炭素の排出削減技術として二酸化炭素地下貯留が有力視されている.本研究では二酸化炭素地下貯留メカニズムの中でも長期安定性及び,汎用性が高い残留ガストラップと呼ばれる貯留法に注目した.残留ガストラップとは,二酸化炭素は連続性が絶たれると界面張力によって気泡となり,多孔質内の空隙にトラップされる現象である.先行研究によって残留ガストラップ量は,二酸化炭素注入時における多孔質内での二酸化炭素飽和率に依存することが確認されている.また、地下貯留時の際に、二酸化炭素は浮力,界面張力,粘性せん断応力による作用を受けながら多孔質内を浸透する.そのため、本研究では多孔質からの排水過程における非湿潤相飽和率が浮力,界面張力,粘性せん断応力から受ける影響を調査した.非湿潤相浸透時、低速度による注入及び注入流体の粘性が低い場合においてキャピラリーフィンガリング、ヴィスカスフィンガリングが生じた。また、無次元数を用いて非湿潤相飽和率のモデル化を行った.
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