MMIJ 2015,Matsuyama

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一般講演

資源と社会

Tue. Sep 8, 2015 1:00 PM - 2:00 PM 第3会場 (EL23)

司会:別所昌彦(秋田大学)

1:30 PM - 1:45 PM

[1309] A study on supply demand structure of iron scrap

青木渉一郎1, 村上進亮1 (1.東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻)

司会:別所昌彦(秋田大学)

Keywords:電炉鋼, 鉄スクラップ, 国際貿易シミュレーション, ネットワーク分析

電炉鋼は用途が限定されるが転炉鋼と比較して二酸化炭素排出量が少ないため、転炉鋼から電炉鋼へ切り替えることは地球温暖化対策になる。しかし先進国においては電炉鋼の原料である鉄スクラップは回収率の停滞や質の低下、また輸出による海外流出といった状況に見舞われており、今後電炉鋼の使用を促進する余地があるのかは定かでない。
本研究は電炉鋼により満たすことができる鉄鋼需要と鉄スクラップの発生量について2050年までの長期的な予測を行い、将来的な電炉鋼と鉄スクラップの需給バランスを明らかにする。電炉鋼や鉄スクラップは国際的な取引がなされており、他国も含めた世界的な需給バランスを考慮する必要がある。そのため各国における電炉鋼と鉄スクラップの需給を把握することでスクラップの過剰国と不足国を特定し、取引モデルを構築して需給構造を推定する。需給構造の推定においては電炉の設置シナリオを複数想定する。需給バランスから将来的な鉄スクラップの鉄鋼原料としての重要性を、推定した需給構造から日本の国際貿易における立場の変化を明らかにする。


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