MMIJ 2015,Matsuyama

Presentation information

一般講演

資源と社会

Tue. Sep 8, 2015 1:00 PM - 2:00 PM 第3会場 (EL23)

司会:別所昌彦(秋田大学)

1:45 PM - 2:00 PM

[1310] Compatibility between power grid diffusion along with the Sustainable Development Goals and copper supply forecast

増田明之1, 村上進亮1 (1.東京大学)

司会:別所昌彦(秋田大学)

Keywords:銅需給, 持続可能な開発目標(SDGs), システムダイナミックス

国連では、環境的制約を満たしつつ貧困撲滅などの社会的課題の解決を行うため、持続可能な開発目標(SDGs)の検討が進められている。SDGsは、全ての人に現代的なエネルギーへのアクセスを確保することが目標に掲げている。特に、電化率の向上は所得の改善する上で重要であることが指摘されている。一方で、電力システムは銅を中心として多くの鉱物資源を必要とするが、鉱物資源の供給制約の観点で、このエネルギー供給に関する目標が実行可能であるかについては明らかでない。そこで本研究では、電力へのアクセスについて、前述のエネルギー供給目標の実行が銅の需給バランスに与える影響について考察する。本研究では、一人当たり電力消費量を外生的目標値とし、システムダイナミクスモデルを用いて必要な送配電網延長を求め、電力関連部門における銅需要を推計した。その結果、目標に沿って電力利用を促進した場合、この部門における銅需要が、2070年以降に銅の総供給量を超過する可能性があることが明らかとなった。また、二次資源に対する一次資源の投入量比率は今後も高い水準で推移し、電化率向上を図る上で一次資源生産能力の維持が重要になると言える。


講演PDFファイルダウンロードパスワード認証

講演集に収録された講演PDFファイルのダウンロードにはパスワードが必要です。

現在有効なパスワードは、[資源・素材学会会員専用パスワード]です。
※[資源・素材学会会員専用パスワード]は【会員マイページ】にてご確認ください。(毎年1月に変更いたします。)

[資源・素材学会会員専用パスワード]を入力してください

Password