09:45 〜 10:00
[1804] IrO2-Ta2O5触媒層のハイブリッド化と電解採取プロセスへの応用
司会:成田弘一(産総研)
キーワード:IrO2-Ta2O5/Ti陽極, ハイブリッド構造, 反応選択性, 酸素発生, PbO2電着抑制
亜鉛,銅,コバルト,ニッケルなどの電解採取に用いられるIrO2-Ta2O5/Ti陽極に対して,電極作製時の熱分解温度と前駆体溶液中の金属組成を変化させて種々の作製条件を検討した結果,5-10 nm程度のIrO2粒子が非晶質のTa2O5相中に高分散した触媒層のハイブリッド化に成功した。また,IrO2-Ta2O5ハイブリッド触媒上では,銅の電解採取における陽極上での主反応である酸素発生と副反応であるPbO2電着に対して,それぞれの過電圧を独立に制御した特異な反応選択性を持たせるとともに,電解時のPbO2電着の完全抑制を実現した。本講演では,IrO2-Ta2O5ハイブリッド触媒層の作製方法,結晶構造および表面形態,酸素発生電位やPbO2電着開始電位などの電気化学特性について報告する。
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