資源・素材2015(松山)

講演情報

企画講演

選鉱・リサイクルにおける自動識別・制御技術

2015年9月9日(水) 11:00 〜 12:00 第6会場 (EL32)

司会:古屋仲茂樹(産総研)

11:15 〜 11:30

[2607] 導電性を有する廃蛍光管の分類

太屋岡篤憲1, 太屋岡恵里子1, 平島剛2, 笹木圭子2 (1.北九州工業高等専門学校, 2.九州大学工学研究院)

司会:古屋仲茂樹(産総研)

キーワード:廃蛍光管, レアアース, 導電性, 画像処理, 分類

世界最大のレアアース供給国である中国が実質的な禁輸措置を実施するまで、比較的相場は安定していたが、供給障害などにより価格は暴騰し、その後急速に下落してきており、リサイクルなども含めたレアアースの安定確保が望まれている。蛍光管には、蛍光体、発光原理、形状等の違いにより、様々な種類があるが、蛍光体として、レアアース(Y, La, Ce, Tb, Eu)を用いた使用済み廃蛍光管から高純度にレアアースを回収することができれば、我が国のレアアース資源の安定確保に貢献できることが予想される。しかし、現状では、廃蛍光管は、リサイクル企業により、水銀、ガラスは回収されているものの、蛍光体の再資源化及び有効利用はほとんど行われていない。また、蛍光体は蛍光管を切断後、回収されるが、蛍光管には、発光方式により蛍光管自体に導電性を持たせた蛍光管があり、切断・回収の際、導電性被膜が不純物となるため、切断前に、導電性被膜の有無を識別し、分類する装置の開発が望まれている。本発表では、様々な種類の蛍光管を電界中で発光させ、その発光の様子をUSBカメラで撮影し、画像処理により、導電性の有無を識別する方法などを紹介する。


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