15:00 〜 15:20
[3207] 格子ボルツマン法を用いた多孔質内二相流解析に関する基礎的研究
司会:佐々木久郎(九州大学)
キーワード:デジタルロック, 格子ボルツマン法, 物質輸送
多孔質内部の流動現象を格子ボルツマン法により解析した.対象とする多孔質にはCTスキャンにより取得されたガラスビーズ充填層,焼結ガラス,およびベレア砂岩を用いた.まず,単相流動解析を行い,透過率を求めた.ガラスビーズ充填層のような非凝結性の多孔質では流れはかなり一様に分布していて,速度分散も小さい.一方,ベレアのような天然岩の場合,速度分散が非常に大きく,局所的な流動場の偏在が見られた.次いで,二相流解析を行い,多孔質内部に非湿潤相をトラップさせた.トラップされた非湿潤相を固体壁として単相流解析を行い,トラップされた非湿潤相周りの流動場を求めた.同様に,ガラスビーズ充填層の場合,トラップされた非湿潤相の存在により,流動場に与える影響は比較的小さいが,ベレアの場合,流動様式の変化が顕著であった.
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