環境

[3711] メタンハイドレートによる低コストメタン貯蔵に関する研究

^○本島駿¹, 市野良一², 神本祐樹² (1.名古屋大学大学院, 2.名古屋大学)

司会:和嶋隆昌(千葉大学)

キーワード：methane, hydrate, THF, gas storage, low pressure

資源の枯渇や環境負荷低減の観点から、石油や石炭以外のエネルギー資源への転換が必要である。メタンを主成分とする天然ガスは、燃焼時の二酸化炭素の排出量が少なく、豊富な埋蔵量をもち、今後供給の増加が見込まれる。しかし、現行の圧縮貯蔵法は約20MPaの加圧が必要であり、メタンの更なる普及にはより低圧力貯蔵法の開発が急務である。そこで、水分子がメタン分子を包接して生成するメタンハイドレートに着目した。メタンハイドレートは生成時に多量のメタンガスを含有するため、メタンハイドレートを低圧力で作製することによって低圧メタン貯蔵材として利用することができる。本研究では補助剤を用いて圧力1 MPa以下でメタンハイドレートを作製し、低圧力メタン貯蔵への利用可能性について検討を行った。