[PY-06] 解体と消磁を省略化したハイブリッド車ならび電気自動車のモーターからのレアアース回収
キーワード:レアアース, 廃モーター, リサイクル
本研究室ではB2O3フラックスを使用した熔錬プロセスによるネオジム磁石からのレアアース回収プロセスを提案している。この方法はRExOy-B2O3二元系融体が1148°C以上でRExOy を50 mass%程度含むRExOy-B2O3融体とB2O3 融体の二液相に分離する現象を利用してネオジム磁石からレアアースをRExOy-B2O3相に濃縮・分離すると共に、磁石中の鉄をFe-C合金として回収するものである。そこで本研究ではハイブリッド車ならび電気自動車のモーターの回転子を解体と消磁をせずに熔錬プロセスによりレアアースを回収することを試みた。その結果、1.15~5.23mass%程度しかレアアースを含んでいないB2O3相、39.01~ 44.10mass%程度にレアアースが富化したRExOy-B2O3相、0.02~0.03mass%程度しか含んでいないFe-C合金相の三相に分離することができた。このレアアース富化相からシュウ酸塩沈殿法を用いて純度99%以上のレアアース酸化物を回収した。
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