資源・素材2015(松山)

講演情報

若手ポスター発表【コアタイム】

リサイクル

2015年9月8日(火) 16:00 〜 17:30 メディアホール (愛媛大学)

[PY-41] リチウムイオン二次電池に使用される金属量の評価

秋元裕太1, 葛原俊介1, 寺園淳2, 小口正弘2 (1.仙台高等専門学校, 2.国立環境研究所)

キーワード:リチウムイオン二次電池, 小型家電製品, ICP-MS

近年、小型家電製品の普及に伴い、リチウムイオン二次電池の使用量も増加している。リチウムイオン二次電池が量産化されて20年程経過するが、年代や製品によって使用される金属種およびその量は異なっている。リチウムイオン二次電池に関連するリサイクルプロセスやマテリアルフローを構築するためには、金属種のみならず、定量的な把握が必要不可欠である。
本研究では、小型家電製品のリチウムイオン二次電池に使用される金属種に関する評価を行った。主に、PC、携帯電話、デジタルカメラ用のリチウムイオン二次電池に着目して、金属の定量分析を行った。使用済みリチウムイオン二次電池の放電処理を行った後、基板、正極材、負極材などの構成部品に分解したものを分析対象とした。金属種としては、リチウムイオン二次電池の代表成分であるLi、Co、Ni、Mnのみならず、金属価値の高いAuやAg、有害金属であるPb、Snなどの13元素(Li、Al、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Ag、Cd、Sn、Au、Pb)を対象にして、ICP-MSで定量分析を行った。


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