MMIJ 2015,Matsuyama

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若手ポスター発表【コアタイム】

環境

Tue. Sep 8, 2015 4:00 PM - 5:30 PM メディアホール (愛媛大学)

[PY-53] Synthesis of modified montmorillonite using non-ionic and cationic surfactants and its evaluation as an adsorbent of perchlorate

井上聡大1, 羅武輝1, 平島剛1, 笹木圭子1 (1.九州大学)

Keywords:イオン交換, モンモリロナイト, 界面活性剤

過塩素酸イオン(ClO4-)は高い酸化作用をもち、ロケットやミサイル燃料の酸化剤として使用されるため、宇宙開発産業の発展に伴い、地下水、土壌中への流出が危惧されている物質である。人体にも甲状腺の機能妨害などの有害性が明らかにされている。ClO4-は化学的に非常に安定な1価の陰イオンであり、選択的除去が困難である。現行の陰イオン交換樹脂によるイオン交換での吸着は、高コストという欠点がある。そこで、2:1型層状粘土鉱物であるモンモリロナイト(Mt)の陽イオン交換性を利用し、陽イオン性界面活性剤でMt表面を修飾し、その界面活性剤分子の対イオンとの陰イオン交換による除去方法が注目されている。筆者らは、異種陽イオン性界面活性剤の逐次修飾による、ClO4-吸着容量が極めて高い有機修飾粘土の合成を報告した。そこで本研究では、陽イオン性・非イオン性界面活性剤を組み合わせてMt修飾を行うことで、ClO4-吸着量の増大や、化学的安定性の向上を期待した。また合成した有機修飾粘土のキャラクタリゼーションとして、XRD, TOC分析, UV吸光度測定, FTIR, TG-DTA分析などを行った。


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