MMIJ 2015,Matsuyama

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若手ポスター発表【コアタイム】

環境

Tue. Sep 8, 2015 4:00 PM - 5:30 PM メディアホール (愛媛大学)

[PY-63] Photodegradation of chlorinated organic compounds using ferric ion and tartaric acid included in winery waste

三橋実季1, 晴山渉2, 中澤廣2 (1.岩手大学大学院 工学研究科, 2.岩手大学 工学部)

Keywords:地下水・土壌汚染, 有機塩素化合物, 光分解, 太陽光, 廃棄物有効利用

有機塩素化合物の分解方法の一つに光触媒反応法がある。この方法では有機酸とFe(Ⅲ)から生成した有機酸鉄錯体を光照射させることで強酸化剤であるヒドロキシルラジカル(・OH)を生成し、有機塩素化合物を分解する。しかし,有機酸試薬は、環境浄化に用いるには高価であるためワインの製造工程から発生する廃棄物に含まれる酒石酸での代用について前報において検討し、ワイン残渣を用いても、酒石酸試薬と比較すると反応速度は小さいがトリクロロエチレン(TCE)の光分解を促進できることを明らかにした。 本研究では、TCE100mg/Lの水溶液にワイン残渣の粉末とFe(Ⅲ)を添加しブラックライトランプで紫外線を照射することでTCE光分解を行い、TCE光分解に及ぼすワイン残渣の添加量、Fe(Ⅲ)濃度、pH等の影響について検討を行った。さらに得られた最適条件を用いて種々の有機塩素化合物の光分解について検討した。


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