資源・素材2015(松山)

講演情報

若手ポスター発表【コアタイム】

資源開発技術

2015年9月8日(火) 16:00 〜 17:30 メディアホール (愛媛大学)

[PY-83] 地中レーダへの位相アレイ型アンテナ適用性の基本研究

菊地海斗1, 三ケ田均1,武川順一1 (1.京都大学工学研究科)

キーワード:地中レーダ, フェーズドアレー, FDTD法

地中レーダで主に使われるアンテナとして, ダイポールアンテナや蝶ネクタイ型のボウタイアンテナが有名である. 現在は, これらのアンテナが一つだけ搭載された地中レーダにより, 測線直下の探査がおこなわれることが多い. 従来の探査方法の問題の一つとして, 測線と直交する方向(クロスライン方向)の解像度が一般的に測線間隔に依存することが挙げられる. この性質のため, クロスライン方向の解像度を上げるには測線を密に設定しなければならない. しかし, 測線を密に設定すると解像度は向上するが, 探査時間が増加するため, 効率良く面的な高解像度の探査結果を得るための手法の開発が求められている. 本研究では, この問題の解決方法として, 位相アレイシステムの地中レーダへの適用可能性を検討する. 位相アレイ型アンテナの放射特性を把握するために, 平面状に8x8の64アンテナを配置した地中レーダを想定した数値実験をおこなった. 地中の完全導体からの反射波強度を測定したところ,本手法を用いることでより広範囲を面的に効率良く探査可能であることがわかった.


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