銅原料中の不純物低減に寄与する粉体精製技術

[1212-21-02] Selective grinding for separation of arsenic mineral

^○Shingo Ishihara¹, Kozo Shinoda¹, Junya Kano¹ (1. Tohoku University)

司会: 柴山敦（秋田大学）

Keywords:Selective grinding, Simulation

本研究では、銅鉱物とヒ素含有鉱物の単体分離を目的とした粉砕技術の開発を行っている。転動、振動、遊星ミルを用いた粉砕実験を行い、粉砕後の粒子径とヒ素および銅の含有割合を計測した。その結果、過粉砕を避けつつ粉砕を行うことでヒ素が比較的小さな粒子径に濃縮される傾向を示した。その時の粉砕機内部の媒体挙動をシミュレーションすることで選択粉砕に有効なエネルギーの推定を行った。また、乾式粉砕と湿式粉砕を組み合わせた粉砕法により、ヒ素が水に溶出しやすくなることを見出し、ヒ素の分離を促進する粉砕条件の探索を行った。