15:00 〜 15:25
[1508-13-05] 高Ag含有高不純物粗銅を用いた電解精製技術の開発
司会:邑瀬 邦明(京都大学)
キーワード:銅電解精製、陽極不動態化、高不純物粗銅、周期反転電流
報告者らはAg含有量の多い高不純物含有粗銅をアノードとして電解精製を行い、不動態化を抑制する技術について研究を行ってきた。本企画発表では、これまで取り組んできた一連の研究について報告する。具体的には、アノードに対して垂直方向の液流を与える電極間撹拌を行う電解精製試験では、比較的Reが低い層流域の液流(Re:275、アノード到達速度4mm/s)により不動態化を抑制できることを見出した。周期的反転電流を適用する方法では、周期2秒で実効電流効率が90%となる方形波(電流密度を+250A/m2で1.8秒、最小-250A/m2で0.2秒)により電解を行い、無撹拌では138時間経過時点で不働態化が生じたのに対して264時間不動態化せずに電解できることを見出した。さらに、電解液中に添加剤を添加しなくても99.99%の高品位の電気銅が得られた。
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