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[2K0101-10-09] PSETによる貯留層モニタリング手法実現可能性の定量的評価
司会:濵中 晃弘(九州大学)、笹岡 孝司(九州大学)
キーワード:パッシブサイスミックエミッショントモグラフィ、地震探査、格子ボルツマン法
近年,石油貯留量の新しいモニタリング手法としてPSETが注目を集めている。しかし、PSETにおいて得られる地下の情報はある程度限られており,流体特性や孔隙形状にまで踏み込んだ解析は行われていないのが現状である。著者らの研究グループは,格子ボルツマン法による流体流動解析に基づき,貯留層内で発生する流体流動に起因する地震波を解析することで,これらの物性まで求められる可能性を示した。この研究によりPSETのさらなる適用が期待されているものの、この研究では流体の物性値の厳密な議論が十分には行われていなかった。そこで、本研究では各種物性値を実流体の値と一致させたモデルと、慣例的に使用されているモデル設定との比較検討を格子ボルツマン法における数値計算で行った。その結果、孔壁に及ぼす応力、剪断応力等の得られる値は二つのモデルの間で相関性があることが分かり、慣例的に用いられるモデルを使用することで実流体のシミュレーションを行うことができる可能性が示唆された。
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