資源・素材2019(京都)

講演情報(2019年8月9日付 確定版)

企画講演

低炭素社会構築のためのCCS

2019年9月24日(火) 13:00 〜 17:05 第7会場 (C1 3階 大会議室(314))

開会挨拶および趣旨説明:中尾 信典(産業技術総合研究所)
司会:坂本 靖英(産業技術総合研究所)、中尾 信典(産業技術総合研究所)、菅井 裕一(九州大学)

14:55 〜 15:35

[1K0701-09-05] 小規模原位置CO2圧入実験で観察された造成亀裂とAE観測からみた既存亀裂の影響

○石田 毅1、出崎 秀一2、岸本 恭暢3、直井 誠1、藤井 宏和4 (1. 京都大学、2. 京都大学(現.国際石油開発帝石)、3. 京都大学(現.住友金属鉱山)、4. レーザック)

キーワード:CCUS、二酸化炭素、水圧破砕、AE、現場実験

エネルギー資源の開発と同時にCCSを実現する方法のひとつとして,シェールガスや地熱の開発に従来の水ではなくCO2(二酸化炭素)で水圧破砕を行うことが提案されている.筆者らは水に比べて粘度が1/10~1/100の超臨界CO2を水圧破砕に用いると水より分岐の多い3次元的な亀裂が造成されることを室内実験で示したが,このような粘度の小さい破砕流体が岩盤中の既存亀裂に与える影響は室内実験では検討が難しい.そこで,CO2の臨界温度を上回る高温の坑道床面の花崗岩中にφ86mmのボーリング孔を約10m掘削し,その底面の中央にφ36㎜孔を約160㎜掘削し,CO2を密閉・加圧して岩盤破砕時のAE(Acoustic Emission;微小地震)を観測した.その結果,新規亀裂造成後圧力が低下してから新規亀裂にほぼ直交する既存亀裂の方向と思われる方向にAE震源が分布するとともに,通常の水による破砕では見られない亀裂の閉塞を示唆する多数のAEが観測された.上記の結果はすでに複数の国際会議で発表しているが,本報告では回収された中空コアやBTVによるCO2で造成された亀裂の観察結果も新たに報告する.

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