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[1K0905-14-03] 白金族元素(パラジウム、白金、ロジウム)を相互分離する新規抽出剤の創出とPGM回収プロセスの開発
キーワード:白金族元素、沈殿分離、金属回収
白金族金属(PGM)はその特徴から様々な電子機器や宝飾品、自動車触媒等に利用されている一方、生産量が少なく偏在性があるため、安定な資源供給を考える上でリサイクルは必要不可欠である。PGMを湿式処理でリサイクルする場合、一般的には溶媒抽出法が用いられるが、比較的価値の高いロジウムは有機溶媒との親和性が低いため、一連の工程の最後に回収されている。また、溶液に含まれるロジウムを選択的に回収する方法はほとんど確立されていないのが現状である。
本研究では、アミン系沈殿剤を添加することで、複雑な組成を有する溶液からロジウムを選択的に回収できるか検討した。特に本報では、m-フェニレンジアミン構造を持つ3,5-diamino-N-(4-phenoxyphenyl)benzamide (以下m-PDAと称する)を用いた実験結果を中心とした検討を行い、PGMとして白金、パラジウム。ロジウムを含んだ塩酸模擬溶液および、自動車触媒浸出液からロジウムを沈殿回収できるか調査した。また、白金、パラジウム沈殿剤を適宜使用し、白金、パラジウム、ロジウムの相互分離が可能か検討した結果を報告する。
本研究では、アミン系沈殿剤を添加することで、複雑な組成を有する溶液からロジウムを選択的に回収できるか検討した。特に本報では、m-フェニレンジアミン構造を持つ3,5-diamino-N-(4-phenoxyphenyl)benzamide (以下m-PDAと称する)を用いた実験結果を中心とした検討を行い、PGMとして白金、パラジウム。ロジウムを含んだ塩酸模擬溶液および、自動車触媒浸出液からロジウムを沈殿回収できるか調査した。また、白金、パラジウム沈殿剤を適宜使用し、白金、パラジウム、ロジウムの相互分離が可能か検討した結果を報告する。
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