10:00 AM - 10:15 AM
[2K0401-07-04] An applicability study of passive treatment to the AMD at Taro mine
Keywords:AMD, Passive treatment, SRB
JOGMEC(独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構)では坑廃水の自然力活用型坑廃水処理技術に着目し、もみ殻・米ぬか等が充填されたバイオリアクターにおいて硫酸還元菌を活用して廃水中の金属を主に硫化物として析出・除去する“JOGMECプロセス”を考案した。現在は当該プロセスの実導入に向け、共同スタディによる民間企業への技術導入支援を実施しており、その内の1つとしてラサ工業株式会社が坑廃水処理を行う田老鉱山の坑廃水へのJOGMECプロセスの適用性調査および実導入の調査を行っている。
田老鉱山一つ石中和場で処理する坑廃水の内、亜鉛濃度が高い第3堆積場浸透水と、亜鉛濃度と鉄濃度が高い大館坑水を用い、JOGMECプロセスのカラム試験を実施している。これらの坑廃水は、JOGMECがこれまでに基礎試験を行ってきた坑廃水の水質と比べて高濃度であるが、滞留時間25時間の条件において十分な硫酸還元反応が起こり、カラム内で亜鉛が硫化物等で析出し、捕捉されている。また、大館坑水の鉄に対しては鉄酸化細菌を用いる鉄酸化プロセスが有効に機能しており、2価鉄をほぼ全量酸化・除去している。
本稿では、これらのカラム試験の結果および今後の現地試験の方針について報告する。
田老鉱山一つ石中和場で処理する坑廃水の内、亜鉛濃度が高い第3堆積場浸透水と、亜鉛濃度と鉄濃度が高い大館坑水を用い、JOGMECプロセスのカラム試験を実施している。これらの坑廃水は、JOGMECがこれまでに基礎試験を行ってきた坑廃水の水質と比べて高濃度であるが、滞留時間25時間の条件において十分な硫酸還元反応が起こり、カラム内で亜鉛が硫化物等で析出し、捕捉されている。また、大館坑水の鉄に対しては鉄酸化細菌を用いる鉄酸化プロセスが有効に機能しており、2価鉄をほぼ全量酸化・除去している。
本稿では、これらのカラム試験の結果および今後の現地試験の方針について報告する。
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