資源・素材2019(京都)

講演情報(2019年8月9日付 確定版)

企画講演

資源探査に関する研究の動向と大規模データプロセッシング

2019年9月26日(木) 09:00 〜 11:35 第7会場 (C1 3階 大会議室(314))

司会:桑谷 立(海洋研究開発機構)、木崎 彰久(秋田大学)

11:20 〜 11:35

[3K0701-08-08] 温泉スケールの資源化に関わる最適含水比の検討

○木崎 彰久1、小野寺 祥太1、今井 忠男1 (1. 秋田大学)

キーワード:温泉スケール、炭酸カルシウム、突き固め、含水比

国内に豊富に存在している温泉,鉱泉,および地下水中には多様な化学成分が含まれている。これらは低濃度であるためこれまで資源としての活用はあまり積極的に行われてこなかった。一方,これらの流体を設備供給するために用いられる配管中には,流体中に含まれる化学成分がスケールとして析出し,メンテナンス上の課題となっている。そこで本研究では,これらのスケールを資源活用するための資料を得ることを目的として,スケール除去作業において産出した炭酸カルシウムスケールに対する突き固めおよび一軸圧縮試験を行った。試料には,クラッシャーで粉砕したスケール粉を,1.2~0.5,0.5~0.25,0.25~0.063mmの3区分にふるい分けし,それらを等配合で混合したものを使用した。含水比を25~75%等に変化させて突き固めを行った結果,いずれの含水比においても突き固め回数を増加させるとともに乾燥密度が増加する傾向が見られた。一軸圧縮強度については,含水比25%では50kPa,50%では240kPa,75%では330kPa程度の値が計測された。これらの結果は,スケール粉を用いた造粒や敷均し締固め作業等において活用できると考えられる。

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