資源・素材2020(仙台)

講演情報(2020年8月7日付 確定版)

一般講演

開発機械/岩盤工学/資源経済と社会システム/資源開発技術

2020年9月10日(木) 13:00 〜 17:00 第2会場

司会:笹岡孝司(九州大学)、福田大祐(北海道大学)

16:00 〜 16:20

[3K0207-15-07] 地震波干渉法を用いた擬似海洋S波記録に対する全波形逆解析による地殻応力場推定

○渡邊 勇介1、三ケ田 均1、武川 順一1 (1. 京都大学)

司会:福田大祐(北海道大学)

キーワード:地震波干渉法、海洋S波探査、全波形逆解析、地殻応力場推定

地殻応力場を表すパラメータである水平手法力方向とその差応力の大きさは地下資源の開発において重要な情報であり,S波伝播速度異方性パラメータを求めることで広域の地殻応力情報が推定されてきた。しかし,S波は海水中を伝播しないため,海洋域での地殻応力場を推定することは容易ではなかった。この問題に対処するため,著者らのグループは地震波干渉法と全波形逆解析手法による海洋域S波伝播速度異方性の推定法を提案した。先行研究において,提案手法によりS波伝播速度異方性の情報を推定可能であることが明らかとなり,提案手法の有効性が確認された。しかし,推定されたパラメータ数は限られており,地殻応力場を完全に記述するには不十分であった。そこで本研究では,逆解析において同時に推定するパラメータを増やし,より複雑な地殻応力場を推定可能な手法を提案した。3次元数値モデルを用いた数値実験をおこない,提案手法の有効性を検証した。

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