2:00 PM - 2:20 PM
[1K0108-17-04] Subsurface Cultivation and Gasification (SCG) method: IV. What is the condition for the successful generation of biomethane?
Chairman:Akihiro HAMANAKA (Kyushu University)
Keywords:Subsurface Cultivation and Gasification (SCG), lignite, methanogenesis, hydrogen peroxide, microbes
幌延地圏環境研究所は、北海道天北炭田の褐炭層や珪藻岩層等に含まれる未利用有機物を微生物によりバイオメタンに変換し回収する技術開発を進め、地下バイオメタン鉱床造成/生産法(SCG法)を提唱し1)、特許を取得した2)。本法は以下の5段階から成ることを特徴とする: ①堆積岩層または褐炭層の削孔、②高圧水注入による水圧破砕、③過酸化水素水投入による難分解性有機物の酸化分解、④原位置でのメタン生成微生物群の培養、⑤メタンガス生産。本法の最終工程④と⑤では、原位置環境のメタン生成微生物群を利用し、褐炭(Lignite)と過酸化水素水反応溶液(以下、Lig+H2O2溶液)から生じる低分子量有機物からメタンへの変換を行うが、原位置環境でどれだけの量の低分子量有機物を生成する必要があるか、どのような微生物が関わるかを明らかにすることはSCG法の実用化に向け重要であると考えられる。本発表では、褐炭層原位置地層水中の微生物群を用い、実験室での培養実験によるメタン生成の検証と、メタン生成に関わる微生物叢解析を行った結果を報告する。
参考文献 : 1)Aramaki et al.(2017) Energ Convers Manage 153, 566-575, 2)特許第6396068号 (2018)
参考文献 : 1)Aramaki et al.(2017) Energ Convers Manage 153, 566-575, 2)特許第6396068号 (2018)
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