一般社団法人資源・素材学会 2021年度 春季大会

講演情報(2021年1月29日付 確定版)

一般講演

開発機械/岩盤工学/資源経済と社会システム/資源開発技術

2021年3月8日(月) 13:00 〜 17:00 第1会場

司会:濵中晃弘(九州大学)、玉村修司(北海道科学技術総合振興センター幌延地圏環境研究所)、羽柴公博(東京大学)

14:40 〜 15:00

[1K0108-17-05] トンネル掘削における発破振動に関する検討

○大瀬戸 智利1、羽柴 公博1、福井 勝則1、岩野 圭太2 (1. 東京大学、2. 鹿島建設株式会社)

司会:玉村修司(北海道科学技術総合振興センター幌延地圏環境研究所)

キーワード:トンネル、発破、振動、電子雷管、起爆秒時

発破による岩盤掘削は広く行われているが,発破により生じる振動は周囲の環境に負荷を与えるため,住宅や重要構造物の周辺では振動の低減が必要となる.トンネル掘削では振動の低減のため,切羽の各孔の起爆秒時をずらして連続的に発破を行う段発発破が一般的に用いられている.近年では起爆秒時精度が高い電子雷管の登場により,従来では困難であった一孔一斉発の発破が可能となったが,適用例は限られており,最適な起爆秒時の設定が課題となっている.本研究で対象としたトンネルでも,この高精度電子雷管を用いた発破が行われたが,起爆秒時間隔が非常に短く,また,過去に検討したトンネルに比べて切羽から計測点までの距離が長かったため,単発発破での振動波形を重ね合わせて段発発破での振動波形を予測する手法の適用が難しかった.そこで,計測点遠方の切羽から到達した段発波形から単発波形の振幅の分布を予測し,その分布に応じて単発波形の振幅を変化させたうえで重ね合わせることで,段発波形を再現する手法について検討した.さらに,起爆秒時間隔を変化させた場合について検討し,発破振動を低減するための最適な発破設計について考察した.

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