一般社団法人資源・素材学会 2021年度 春季大会

講演情報(2021年1月29日付 確定版)

一般講演

高温素材プロセッシング

2021年3月9日(火) 09:00 〜 12:20 第2会場

司会:畑田直行(京都大学)、松浦宏行(東京大学)

11:40 〜 12:00

[2K0201-09-08] 乾式処理による廃LIBからの有価金属回収

○山下 雄1、高橋 純一1 (1. 住友金属鉱山株式会社)

司会:松浦宏行(東京大学)

キーワード:リチウムイオン電池、リサイクル、ニッケル、コバルト、車載電池

近年、世界的な環境問題の高まりと共にPHVやEVの車載用LIB(リチウムイオン二次電池)の需要が増加している。LIBに使用されているレアメタルは、資源枯渇や地域偏在などのリスクを有しており、リサイクルによる再利用が求められている。住友金属鉱山㈱では2017年に、熱処理等で予め無害化された使用済みのLIB、またはLIBの製造過程で発生する中間物から、銅およびニッケルを回収し、これらを再資源化することを日本で初めて実用化した。このプロセスではコバルトが回収されないことから、コバルトも回収できる新リサイクルプロセスの開発に取り組んでいる。新リサイクルプロセスでは、乾式工程においてLIBを熔融して不純物の大部分をスラグとして除去し、得られた合金を湿式工程にて精製することを検討している。LIBに含まれるNi, Co, Cu以外の元素はスラグに分配されるため、それらの元素のスラグ熔融温度への影響等を把握しておく必要があり、本報告ではその影響について述べる。

講演PDFファイルダウンロードパスワード認証

講演集に収録された講演PDFファイルのダウンロードにはパスワードが必要です。

現在有効なパスワードは、[資源・素材学会会員専用パスワード]です。
※[資源・素材学会会員専用パスワード]は【会員マイページ】にてご確認ください。(毎年1月に変更いたします。)

[資源・素材学会会員専用パスワード]を入力してください

パスワード