10:25 〜 10:45
[1K0101-05-02] 宇部伊佐鉱山におけるバルクエマルション爆薬の導入
- 国内初の移動式製造設備による含水爆薬の現場混合 -
司会:髙木 裕治(石灰石鉱業協会)
キーワード:バルクエマルション爆薬、含水爆薬、含水爆薬中間体、移動式製造設備、現場混合
宇部伊佐鉱山では周辺の河川レベル以深まで採掘が進み、常時湧水が発生している。このため、アンホ爆薬を塩ビ管で保護して発破するなど、装填作業に労力を要しており、かねてから耐水性のある爆薬の導入に強い関心を寄せていた。
バルクエマルション爆薬の現場混合は、中間製品である含水爆薬中間体を現場まで持ち込み、装薬直前に鋭感化させる技術である。海外では一般的な技術だが、これまで国内での実施事例はなかった。バルクエマルション爆薬は耐水性能があるため、湧水のある当鉱山に適用すれば塩ビ管挿入などの対策が不要となり、装填作業効率の改善が期待される。
今回、バルクエマルション爆薬の有効性を確認するため、海外で使用実績のある製造装置を用いて試験製造・試験発破を実施した(実証試験)。実証試験では現場混合から発破までの一連のプロセスを試行することで、爆薬の性能、発破規格、作業性などを確認し、わが国の石灰石鉱山でも適用可能であることを実証した。課題としては、将来の実用化に向けた発破規格の検討及び装填作業の効率化が挙げられる。本稿では以上一連の成果について報告する。
バルクエマルション爆薬の現場混合は、中間製品である含水爆薬中間体を現場まで持ち込み、装薬直前に鋭感化させる技術である。海外では一般的な技術だが、これまで国内での実施事例はなかった。バルクエマルション爆薬は耐水性能があるため、湧水のある当鉱山に適用すれば塩ビ管挿入などの対策が不要となり、装填作業効率の改善が期待される。
今回、バルクエマルション爆薬の有効性を確認するため、海外で使用実績のある製造装置を用いて試験製造・試験発破を実施した(実証試験)。実証試験では現場混合から発破までの一連のプロセスを試行することで、爆薬の性能、発破規格、作業性などを確認し、わが国の石灰石鉱山でも適用可能であることを実証した。課題としては、将来の実用化に向けた発破規格の検討及び装填作業の効率化が挙げられる。本稿では以上一連の成果について報告する。
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