資源・素材2021(札幌)

講演情報(2021年8月18日付 確定版)

企画講演

【企画講演/募集型企画】 最近の石炭等エネルギー資源の開発・利用の動向

2021年9月15日(水) 08:30 〜 11:55 第1会場 (Webex)

司会:大川 浩一(秋田大学)、菅井 裕一(九州大学)、濵中 晃弘(九州大学)

10:50 〜 11:05

[2K0101-11-08] (学生発表:修士課程) 軟弱地山条件下の坑内掘り炭鉱における保安炭柱の安定性に関する研究

○橋川 広都1、笹岡 孝司1、濵中 晃弘1、島田 英樹1、一ノ瀬 政友2 (1. 九州大学、2. 都市基盤・環境・資源センター)

司会:菅井 裕一(九州大学)

キーワード:長壁式採炭、保安炭柱、坑内掘り炭鉱、軟弱地山

インドネシアは世界有数の石炭産出国であるが、剥土比の上昇や環境保護規制により露天採掘から坑内採掘への移行が検討されている。しかし、インドネシアの夾炭層は長壁式採炭の適用例の多い米国や豪州、欧州と比較すると軟弱であるため、坑道掘削や採炭に伴い様々な問題が発生し安全な採掘が困難であることが予想される。本研究対象であるインドネシアの炭鉱でも、採掘予定の炭層の上下盤に軟弱な粘土岩が広がっているため、インドネシア特有の軟弱地山条件下における採掘設計を事前に検討しておく必要がある。既往の研究より払跡および切羽周辺には大きな応力が作用することが分かっており、適切な保安炭柱の設計は未採掘パネルの沿層坑道をこれらの影響から守るために重要である。そこで本研究では、インドネシアの坑内掘り炭鉱における後退式長壁式採炭法の採掘設計の中で,切羽採炭が保安炭柱の安定性に与える影響に関して FLAC3Dを用いて数値解析を行った。

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