11:40 〜 11:55
[2K0101-11-11] 地下からの漏洩メタンの検出方法に関する検討
司会:濵中 晃弘(九州大学)
キーワード:メタン、接触燃焼式、フラックス、チャンバー、ガスクロマトグラフィー
本研究では、天然ガス田などにおける土壌からのメタン放散量を把握するためのモニタリング手法について検討した。非分散赤外線吸収方式および接触燃焼式のメタンセンサの検出下限界を求め、数ppm~数十ppmと予想される土壌メタン濃度を測定可能なセンサを検討した。さらに、選択したメタンセンサを用いた土壌メタンフラックス(単位面積から単位時間に放散されるメタン量)の現場測定実験を実施し、現場におけるメタン測定の可能性を検討した。
接触燃焼式のメタン検出下限界は約10ppmであり、非分散赤外線吸収方式の1/50であり、土壌メタンの検出には接触燃焼式メタンセンサが適している。接触燃焼式センサは、測定に伴いメタンを消費するが、その消費量は0.053ml/minであり、短時間で測定を完了させれば、メタン消費の影響を小さく抑えられる。大学内の湿地帯に同メタンセンサを設置し、一定時間おきにメタン濃度を測定して求めたメタンフラックスと、同じ場所で定期的にチャンバー内のガスを採取し、ガスクロでメタン濃度を求めて算出したメタンフラックスも同様の値であったことから、本メタンセンサを用いた測定により正しいメタンフラックスの測定が可能であることが示された。
接触燃焼式のメタン検出下限界は約10ppmであり、非分散赤外線吸収方式の1/50であり、土壌メタンの検出には接触燃焼式メタンセンサが適している。接触燃焼式センサは、測定に伴いメタンを消費するが、その消費量は0.053ml/minであり、短時間で測定を完了させれば、メタン消費の影響を小さく抑えられる。大学内の湿地帯に同メタンセンサを設置し、一定時間おきにメタン濃度を測定して求めたメタンフラックスと、同じ場所で定期的にチャンバー内のガスを採取し、ガスクロでメタン濃度を求めて算出したメタンフラックスも同様の値であったことから、本メタンセンサを用いた測定により正しいメタンフラックスの測定が可能であることが示された。
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