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[2K0206-17-02] (学生発表:修士課程) 可視・反射赤外域の反射スペクトルデータを用いた鉱物試料の混合率推定手法の開発
司会:芳賀 一寿(秋田大学)
キーワード:リモートセンシング、分光放射計、粘土鉱物、膨潤性鉱物、スペクトル分解
非接触非破壊で迅速かつ容易な鉱物組成の把握は,資源探査やトンネル掘削など,種々の分野で重要である。例えば,スメクタイトなどの膨潤性鉱物が岩盤中に存在すると含水によって体積が膨張し,これが坑道の崩壊を誘引し鉱山開発の障害となることがある。含有鉱物は通常XRDを用いて同定されるが,これは原位置で行えないために時間とコストを要し,タイムラグが生じる。その解決策として,リモートセンシングで用いられる反射スペクトルに基づいた鉱物同定法の適用が考えられる。衛星リモートセンシングでは,一つの画素に複数の物質の反射スペクトルが混在しているとみなし,各鉱物を端成分から推定するというSpectral Unmixingが広く用いられている。しかしながら,広域を対象とする衛星リモートセンシングと現場スケールでの分析では,取得されるデータの質や求められる解析結果の精度が異なる。そこで本研究では,現場スケールで工学的に適用できるリモートセンシング技術の開発を試み,その精度と有用性について検討した。
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