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[2K0607-17-09] (学生発表:修士課程) ポアネットワークモデリングによる円板粒子層中の空隙特性の評価
司会:中島 一紀(北海道大学)
キーワード:円板粒子、ポアネットワークモデリング、空隙特性
粒子層中の物質の移動現象は,放射性廃棄物の地層処分など資源・環境工学分野の諸現象に密接に関わる重要なものである.このような現象を考える上では,空隙のサイズ,形状,連結性など空隙特性の把握が重要であるが,円板のような非等方な形状を有する粒子層中の空隙特性に関する研究はあまり行われていない.そこで本研究では,Monte Carlo解析で求めた円板粒子の平衡構造に対してポアネットワークモデリングを行い,粒子の形状が空隙特性に及ぼす影響について調べた.ポアネットワークモデリングは,Watershed Segmentation法とSNOWアルゴリズムを併用し,高密度の粒子層にも適用可能とした.モデリングにより,粒子層中の局所的な空隙領域を表すporeと,それらを連結するthroatに分けて空隙構造を表現し,定量的な評価を行った.その結果,円板粒子層中の空隙構造は異方性が大きく,密度に大きく依存した複雑なものとなることが示された.
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