【若手・一般ポスター発表】環境・リサイクリング分野

[2P0607-17-11] 3-K（学生発表：修士課程） 飽和多孔質体中における微粒子の選択的沈降

○行徳 大輝¹、増田 元気¹、原田 周作¹、田中 洋介²、山本 恭史³ (1. 北海道大学、2. 京都工芸繊維大学、3. 関西大学)

キーワード：飽和多孔質体、微粒子、沈降様式、沈降速度

液体で飽和した多孔質体中における懸濁微粒子の沈降挙動を，外部から内部を可視化することが可能な装置を用いて観察した．粒子径や懸濁濃度条件を変化させて，空隙部分を沈降する微粒子の挙動がどのように変化するのかについて調べた．実験結果から，多孔質体中の微粒子は懸濁条件によって沈降様式をさまざまに変化させることがわかった．特に粒子径が小さく濃度が大きい条件では，微粒子は空隙部分を選択的に沈降することが明らかになった．取得した実験画像に対して画像解析を行うことにより，微粒子の沈降様式を定量的に分類するとともに，沈降速度の評価を行った．その結果，沈降様式の変化により沈降速度が大きく影響を受けることがわかった．