資源・素材2021(札幌)

講演情報(2021年8月18日付 確定版)

企画講演

【企画講演/募集型企画】 YARO15 −コロナ禍での岩盤工学に関する研究−

2021年9月16日(木) 08:45 〜 11:50 第1会場 (Webex)

司会:鴨志田 直人(岩手大学)、才ノ木 敦士(熊本大学)

09:10 〜 09:30

[3K0101-08-02] X線CTによる岩石試験片内部の水分量分布の観察

○羽柴 公博1、福井 勝則1、森 敬佑1、増岡 健太郎2、熊本 創2、山本 肇2 (1. 東京大学、2. 大成建設)

司会:鴨志田 直人(岩手大学)

キーワード:岩石、X線CT、水分量

岩石の変形・破壊特性は,内部に含まれる水分量によって変化することが知られている.多くの岩石で,水分量の増加とともに強度が低下し,クリープ変形などの時間依存性挙動が顕著になる.しかしながら,岩石試験片内部の水分状態を一定に保ちながら試験を行うことは容易ではなく,これまでは特別な装置や手法が必要であった.最近になって著者らは,試験を短時間で行うことで岩石試験片内部の水分状態の変化を少なくし,含水飽和状態から炉乾燥状態までの幅広い水分状態での強度試験結果を取得した.ただし,不飽和状態の試験片の内部が均質な水分状態になっているかどうかは不明であった.そこで本研究では,含水飽和状態から乾燥していく過程での岩石試験片内部の水分量分布を,マイクロフォーカスX線CTを用いて観察した.その結果,初期の含水飽和状態からのCT値の変化により,試験片内部の水分量分布の変化を把握できることがわかった.さらに,岩石の種類によっては,試験片の側面近傍と内部とで水分量に違いが生じることもわかった.

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