資源・素材2021(札幌)

講演情報(2021年8月18日付 確定版)

企画講演

【企画講演/募集型企画】 ワイヤロープ

2021年9月16日(木) 09:30 〜 15:10 第2会場 (Webex)

司会:森野 徹(神鋼鋼線工業株式会社)、山口 篤志(労働安全衛生総合研究所)、守谷 敏之(東京製綱株式会社)

09:40 〜 10:05

[3K0201-10-01] 画像処理を用いたワイヤロープの損傷評価方法の開発

○橋目 佑太1 (1. 東京製綱株式会社)

司会:森野 徹(神鋼鋼線工業株式会社)

キーワード:非破壊検査、損傷検出、画像処理、機械学習

エレベータ用ワイヤロープの常時監視のため、非接触で検査が可能な機器が求められている。現在は接触式漏洩磁束法(ロープテスタ)で断線の検出を行っているが、常時監視のため機器を常に設置するとロープの摩耗や機器の破壊によるエレベータの損傷につながる。本開発は非接触での評価を実現するため、カメラで撮影したワイヤロープの画像を処理し、表面の断線、赤さびなどの損傷を検出可能にすることを目的とした。画像処理では機械学習の中でも処理が速く、物体検出が可能なOpenCVライブラリ(インテル社開発)のカスケード分類器を採用した。また、損傷の学習には当社の過去の検査で得られた画像を使用した。赤さびはカラー画像から特定の色範囲の画素を取得し、その数を評価する方法とした。評価試験にはロープ疲労試験機やエレベータ試験塔等の設備で実際のワイヤロープを使用した。評価試験の結果、カメラ画像から断線部の検出、ストランド間の赤さびの検出が可能なことが確認できた。また、誤検出に対しては独自の処理方法を開発し実装した。

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