MMIJ 2021,Sapporo

Presentation information (2021/08/18 Ver.)

Special session

(Special session/Open call for public) Wire Rope

Thu. Sep 16, 2021 9:30 AM - 3:10 PM Room-1 (Webex)

Chairman:Toru MORINO (SHINKO WIRE COMPANY, LTD.), Atsushi YAMAGUCHI (National Institute of Occupational Safety and Health, Japan), Toshiyuki MORIYA (Tokyo Rope Mfg. Co., Ltd)

10:30 AM - 10:55 AM

[3K0201-10-03] Tension evaluation of suspension bridge hanger rope based on remote vibration measurements using laser Doppler vibrometer

○Asuka Ichie1, Kazuhiko Tsukada1 (1. Kyoto University)

Chairman:Toru MORINO (SHINKO WIRE COMPANY, LTD.)

Keywords:suspension bridge, hanger rope, tension, flexural rigidity, laser Doppler vibrometer

これまでに筆者らは,吊橋ハンガーロープに対して,レーザードップラー振動計(LDV)を用いることで,加速度計を用いる従来の方法よりも精度の高い振動計測が行えること,すなわち,より高次の振動モードまで検知できることを明らかにしてきた。本研究では,LDVによって計測した振動波形を高速フーリエ変換して得たパワースペクトルのピークから,振動モードの次数と周波数の関係を抽出し,それをもとに,山極らが提案した橋梁ケーブルの曲げ剛性および張力の同時推定式を利用して,従来の弦振動を仮定した張力算定方法よりも,精度の高い張力評価が可能であることを示す。さらに,モード次数と周波数の関係に,理論式の最小二乗あてはめを行う山際らの方法が,モード周波数の2乗をデータとしているために,統計的な意味で正しい推定になっていないことを指摘するとともに,各モード周波数の理論値からの分散の合計を目的関数とする非線形最適化手法を用いることで,統計的に正しいハンガーロープの曲げ剛性および張力の同時推定が可能であることを示す。

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