資源・素材2021(札幌)

講演情報(2021年8月18日付 確定版)

企画講演

【企画講演/招待講演】 建設用原材料の評価・利用技術および脱水ケーキ等の未利用資源の活用

2021年9月16日(木) 09:40 〜 11:50 第3会場 (Webex)

司会:麓 隆行(近畿大学)、齊藤 貢(岩手大学)

10:50 〜 11:10

[3K0301-06-04] 透水性舗装内部の流れに砕石のアスペクト比が及ぼす影響

○麓 隆行1、冨迫 健太2 (1. 近畿大学、2. 西松建設株式会社)

司会:齊藤 貢(岩手大学)

キーワード:砕石、透水性舗装、アスペクト比、透水試験

透水性舗装では,点で接着された粗骨材の間隙を利用することで透水性を付与している.水は粗骨材の間隙を流れることから粗骨材の形状が丸いと間隙の蛇行が小さく水は下方向に流れやすいと考えられる.一方,それが扁平であれば,転圧により粒子が横倒しになり,間隙の蛇行が大きく下方向に流れにくいと考えられる.すなわち,粒子の形状は流下時間の制御に役立つと考えられる.しかし,骨材形状と流下メカニズムとの関係を詳細に検討した研究は少ない.そこで,本研究では異なる形状の砕石で作製した空隙率20%のアスファルト試験板について,上面からの透水試験や採取したコア試料を用いた物性試験を行い,骨材形状と流下特性との関係を考察した.その結果,より扁平な砕石を用いた試験板では,透水量が多く,初期透過時間は短くなった.この理由として,円形に近い場合比べて扁平な砕石が水平に配列されるため,水が浸入すると共に流れは水平方向に展開し,早く広がりが生じた結果,水の浸入量を大きくでき,早く流下することが示された.

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