11:30 〜 11:50
[3K0301-06-06] B型粘度計を用いた砕砂の見かけ粘度の測定
司会:齊藤 貢(岩手大学)
キーワード:砕砂、回転粘度計、見かけ粘度
環境保全や資源の枯渇などの要因により天然砂利・砂の供給量は減少している。粗骨材の約8割を砕石で賄っているが,砕砂ついては細骨材の4割以下しか利用されていない。その原因として,砕砂は天然砂と比較して粒子形状が角張っているため,砕砂の実績率は小さく,フレッシュコンクリートのフロー(流動性)が得られ難いことがあげられる。今後,天然砂の代替え細骨材として砕砂の需要を増やすためには,フレッシュコンクリートの求める性能を有する砕砂の開発が必要である。本研究では,砕砂(7種)と混合砂(1種)を試料とし,回転粘度計を用いて固液2相材料(砕砂+水)としての砕砂の見かけ粘度を測定した。その結果,砕砂の見かけ粘度は,回転速度が速くなると小さくなり,両者を対数にとると,それらの関係には強い負の相関(相関係数1)が見られること,回転速度1 rpmでの見かけの粘度は試料によって異なり,14〜28kPa•sの範囲に分布することを明らかにした。
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