13:30 〜 14:00
[3K0307-13-02] (学生発表:博士課程) 兵庫県多田銀銅山でみられる地表採鉱の一例
司会:久間 英樹(松江工業高等専門学校)
キーワード:多田銀銅山、万善、地表採鉱、地下採鉱
多田銀銅山遺跡は、東西約12㎞、南北約10㎞の範囲に分布する鉱床群の総称である。
兵庫県猪名川町では、多田銀銅山西部の銀山地区と東側の猪名川町民田千軒地区を中心に鉱山跡の調査を行っている。今回、猪名川町中部の槻並・万善地区で確認された採鉱跡は工事に先立つ樹木伐採で露見したもので、南北方向の銅鉱脈を溝掘で採掘し、さらに竪穴掘と斜めに地中に掘込む??追を伴う露頭掘の遺構あった。なかでも、堅穴掘の3箇所は溝掘から地下約3mまで採掘しており、地中まで日光が届く範囲であった。
多田銀銅山の各間歩の由緒を記した江戸時代の銀山役所文書には同地区では天正年間に銀銅の採掘があったと記しており、多田銀銅山で地表採鉱から地下採鉱への転換期の採鉱跡の能性がある
兵庫県猪名川町では、多田銀銅山西部の銀山地区と東側の猪名川町民田千軒地区を中心に鉱山跡の調査を行っている。今回、猪名川町中部の槻並・万善地区で確認された採鉱跡は工事に先立つ樹木伐採で露見したもので、南北方向の銅鉱脈を溝掘で採掘し、さらに竪穴掘と斜めに地中に掘込む??追を伴う露頭掘の遺構あった。なかでも、堅穴掘の3箇所は溝掘から地下約3mまで採掘しており、地中まで日光が届く範囲であった。
多田銀銅山の各間歩の由緒を記した江戸時代の銀山役所文書には同地区では天正年間に銀銅の採掘があったと記しており、多田銀銅山で地表採鉱から地下採鉱への転換期の採鉱跡の能性がある
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