【企画講演／招待講演】 環境資源工学のためのハイドロメタラジー

[3K0501-04-02] 選鉱・湿式分離技術を組み合わせた難処理銅資源からの金属回収と環境負荷軽減

○芳賀 一寿¹、柴山 敦¹ (1. 秋田大学)

司会：三木 一（九州大学）

キーワード：浮選、高温高圧浸出、難処理銅資源、溶媒抽出

近年、銅の需要の増加に伴い、不純物を含む銅鉱石や一定量の銅を含む尾鉱からの銅回収技術の開発が求められている。また、硫化鉱物を含む選鉱尾鉱は、酸性坑廃水の発生要因ともなるため、環境保全の観点から適切に処理する必要がある。本研究では、浮選、高温高圧浸出、溶媒抽出、電解採取などの選鉱および湿式製錬技術を組み合わせた銅生産プロセスの検討を行った。また各種要素技術における分離メカニズムを実験的あるいは化学的に解明し、不純物を含む銅鉱石あるいは微量の銅を含む選鉱尾鉱の処理プロセスを開発することを目的に、研究を行った。