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[1K0401-12-09] (学生発表:学士課程) 早生桐の植樹後2年間における土壌中元素濃度とバイオマス成長の関係性
司会:沖部奈緒子(九州大学)
キーワード:植林、早生桐、二酸化炭素固定
近年、地球温暖化に代表される世界的な気候変動が問題視されており、その主要因であるとされている人類の活動による大気中への二酸化炭素排出を緩和するために、植林を利用したバイオマスへの二酸化炭素の固定が注目されている。本研究では、成木となるために30年から50年程度を要する日本における一般的な植林樹種であるスギやヒノキに対し、成長速度が早く5年から7年程度で成木し、単位時間あたりの二酸化炭素固定量が多い早生桐を植林に活用するため、植樹後2年間のバイオマス成長と圃場土壌中の元素濃度の関係性について検討した。実験は千葉県成田市のそれぞれ植樹条件の異なる圃場4箇所で2020年5月ないし8月に植樹を行い、2020年および2021年5月、8月、11月の計6回土壌サンプリングを行った。土壌中元素濃度の分析はICP-AESを用いて土壌中に含まれる水溶性の植物の必須元素11種類の測定を行い、CNコーダを用いて窒素と炭素の土壌中含有量を定量した。これら土壌中元素濃度と毎月測定した樹高などのバイオマスの情報を比較し、成長に関わる元素との関係性を検討した。また、同時にバイオマス中の元素濃度を測定し、土壌中の元素濃度の減少量とバイオマス中に含まれる元素濃度を比較することで、生長するために早生桐が実際に吸収した元素量を算出した。
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