MMIJ Annual Meeting 2022

Presentation information (2022/01/28 Ver.)

General Session

(General session) Mineral processing / Environment / Recycling

Mon. Mar 7, 2022 1:00 PM - 5:10 PM Room-4 (Webex)

司会:中村謙吾(東北大学),沖部奈緒子(九州大学),和嶋隆昌(千葉大学)

3:25 PM - 3:45 PM

[1K0401-12-08] [Student presentation: Master’s course] Experimental investigation on the atmospheric CO2 removal technology using enhanced weathering of cement in croplands

○Rina Yoshioka1, Ryota Sekiai1, Kengo Nakamura1, Noriaki Watanabe1, Takeshi Komai1 (1. Tohoku University)

司会:沖部奈緒子(九州大学)

Keywords:CO2 Removal, Enhanced Weathering, Silicate-based, Agricultural land

CO2等の温室効果ガスの大規模な削減が世界的に求められるなか,近年の理論的研究により,各国の農耕地におけるケイ酸塩型鉱物の加速風化を利用した大気中CO2の大規模除去の可能性が示された。しかし当該研究では,土壌環境での反応輸送現象が十分に考慮されておらず,そのCO2除去技術の実現可能性は不明である。本研究では,ケイ酸塩型鉱物を含んだセメントの加速風化によるCO2除去技術の実現可能性と特徴を実験的に明らかにする。黒ボク土または真砂土とセメントおよび純水の混合・攪拌実験では,農耕地に適さない真砂土の水中のCO2濃度は,真砂土のみの場合の濃度と大きく変わらなかったが,農耕地に適した黒ボク土のCO2濃度は,黒ボク土のみの場合の濃度と比較して顕著に大きくなった。また,農耕地への降雨あるいは散水を模擬した黒ボク土への通水実験でも,黒ボク土にセメントを加えた場合の流出水中のCO2濃度が,黒ボク土のみの場合の濃度と比較して,顕著に大きくなった。しかし,通水実験によるCO2濃度はセメントの添加方法に依存していた。よって,農耕地では,セメントの加速風化の大気中CO2除去効果が期待できるが,その効果の予測に向けた検討が必要である。

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