09:10 〜 09:30
[1201-08-01] 自熔炉プロセスにおける銅ロス低減と有用成分回収・利用に関する研究の概要
司会:打越雅仁(東北大学)
キーワード:銅製錬、スラグ、マット、有価金属回収、自熔炉
国内非鉄金属製錬業の持続的発展のための研究を目的とし、住友金属鉱山㈱では2018年から2023年の5ヶ年に亘り、東北大学多元物質科学研究所に共同研究部門を開設した。これを通じて、製錬技術の先進化やそれに伴う国際競争力の強化といった日本の非鉄金属製錬業界全体の利益に資する研究や、次世代の非鉄金属製錬技術者の人材教育を図っている。併せて、他企業とも連携を深め、非鉄金属製錬講座の維持・拡大を支援するとともに、技術者の育成と確保に貢献していくことを目指している。
研究テーマとしては銅製錬を中心に、乾式、湿式で8つのテーマに取り組んでいる。
自熔炉製錬においては、銅ロスを低減させることが最大の開発課題のひとつとなっている。乾式関連テーマとして、実機での低減実施具体策の立案に繋げることを目的として、自熔炉のシャフト/セトラー部における反応メカニズムの調査を行っている。
また、湿式関連テーマとして、有害元素とされている成分を新規材料としての利用とこれまで回収されていなかった有価金属の新規分離回収の研究を実施している。
本発表においては、研究内容の概要とその進捗、ならびに成果の実業展開策の概略につき述べる。
研究テーマとしては銅製錬を中心に、乾式、湿式で8つのテーマに取り組んでいる。
自熔炉製錬においては、銅ロスを低減させることが最大の開発課題のひとつとなっている。乾式関連テーマとして、実機での低減実施具体策の立案に繋げることを目的として、自熔炉のシャフト/セトラー部における反応メカニズムの調査を行っている。
また、湿式関連テーマとして、有害元素とされている成分を新規材料としての利用とこれまで回収されていなかった有価金属の新規分離回収の研究を実施している。
本発表においては、研究内容の概要とその進捗、ならびに成果の実業展開策の概略につき述べる。
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