資源・素材2022(福岡)

講演情報(2022年7月27日付 確定版)

企画講演

【企画講演】 環境親和性を指向する銅製錬研究の成果と今後の展望

2022年9月6日(火) 09:00 〜 12:00 第2会場 (A12)

司会:打越雅仁(東北大学)、安達正芳(東北大学)

11:40 〜 12:00

[1201-08-08] 多段陰イオン交換カラム法による銅電解液からの銀の回収

○打越 雅仁1、渡邉 寛人2、浅野 聡2 (1. 東北大学、2. 住友金属鉱山株式会社)

司会:安達正芳(東北大学)

キーワード:銅電解液、銀、陰イオン交換法、多段カラム法

銅電解精製では、およそ98%の粗銅を99.99%の電気銅に精製する。しかしながら、銀の分離は難しく、一部が電気銅に混入して製品として出荷される。銀の電気銅への混入による経済損失は、国内で年間4億円程度、全世界で70億円程度になる(2018年度統計を基に推計)。これまで、銀を回収するために銅電解液を強塩基性陰イオン交換樹脂に接触させ、銅は吸着させず、銀のみを吸着させて、銀の分離を試みるバッチ試験を実施した。その結果、銅を電解液中に残し、銀を十分に吸着回収できることを確認した。本報告では、銀の回収に多段陰イオン交換カラム法を適用し、銀の樹脂層への吸着挙動を観察し、樹脂層中での銀の分布や回収効率および実用性について検討する。

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